Saturday, 15 October 2011

暇なので、回顧録。9

1.3.交換留学(大学4年一回め途中-大学4年二回目途中)(続き)


ようやく交換留学時代の後半に入ってきた。こんなに長くなるとはおもわんだが、、、。とにかくGatton Campusを離れ、Miltonで夏休みを過ごし、日本にいって、今度はSt Luciaのアパートのすむことになりました。大学(UQ)から徒歩15分くらいの大き目のユニットコンプレックスで、当時は2ベッド2バスルーム、週300ドル(だから僕は週100ドル払ってた)でした。そこに、シンガポール人のカップルと二人ですむことに。変則的なことに、彼らはカップルなのに、女の子がオンスイート(部屋の中にトイレがついてて大体部屋も大きい)に住み、もうひとつの部屋に僕とその彼氏が住む、という。夜はその彼氏は女の子の方の部屋で寝るという。


今考えると、ちょっと利用されていただけなんじゃないか、という思いも(ただ単に300ドルを二人で住むのが高かったから?)しないわけじゃないですが、いまだに彼らとは連絡あるし、当時は僕が車もってなかったから、車を持ってた彼らと一緒に行動できてよかったし、数年前シンガポールに行ったときもお世話になったりしてました。


さて、勉強はというと、これがまた何をしたかよく覚えてない。どうやら成績表によると、会計の基礎(Accounting for Decision Making)、Introductory Economics, International Trade Theory and Policyという三教科を取っていたらしいのだけど、ほぼ記憶無し。ひとつあるのは、会計の教科の最後のアサインメントで、盗作の疑いをもたれたことでしょうか。提出直前に同じクラスだった人に見せたせいだと思ってるけど(その人は僕のを見て提出直前に色々書きなおしてた、、、)、それも学んだレッスンのひとつでしょうか。アサインメントを見せる、という行為に付きまとうリスクを体で理解。こういうの、アサインメントだけじゃないよね。性善説が当てはまらない場面もあるし、他人を責めなくてすむためにも、気をつけることは必要。秘密を誰に話すか、という場面に似てるね。秘密を誰かに話すということは、その誰かは秘密を守らなければならない、という義務が発生するわけで、その義務の履行が行われない場合、当然その誰かとの関係は悪くなる可能性がある。ということで、信頼する、ということは、仮にこいつならもしもその義務の履行が行われても、関係性自体に損傷はないだろう、という確信なのだと思っている。また、脱線した。結果大丈夫だったけど、あれ、大丈夫になっててよかったよ。後から考えたら。でも実際無実だしね、、、。


ちなみに、話が前後するけど、ブリスベン(というかSt Luciaキャンパス)に出てきてまず思ったことは、アジア人が多い、英語がわかりやすい、まさに映画で見るような外国の大学のキャンパスって感じ、の三点。日本の他の大学からの交換留学生も多いし、なんというか、そうだよな、これが普通の留学だよな、、、と思った次第。みんな自分が特別って思いたい理論に違わず、で申し訳ないですが、Gattonのオンキャンパスの寮→ユニットで友達とシェア、という交換留学生は非常に少ないと思われる。滞在期間が短かったら、普通住むところも一括で準備しちゃうし(したがって、通常はいる間ずっと大学の寮にいるケースが大多数なのではと思う)。だからいいのか悪いのか、というとまたこれは当然これは別の問題で、そして当然また一概に言えない。でも、St Luciaキャンパスの寮にいる人は、きっと友達とか作りやすいんだろうなぁと思ってました。でも俺はその間にシンガポール人の英語に慣れたぜw


ベトナム系のオーストラリア人と友人とこの頃は仲良くしてました。彼の友人とサーフィンにいったり(といっても、サーフィンをしていた、と言えるような状態にはもちろんならず、今もサーフボード持っているけど、完全に飾りと化している、やっとボードに乗れる程度まぁそれでも楽しいけど。また脱線)、まぁよく一緒にいました。あと、日本語を勉強している学生と、日本からの留学生の交流会(Conversation Classと呼ばれていた、というか今もあるかも)みたいのがあって、そういうところにいくと、日本に関心を持ってる、日本が好きなオーストラリア人がいるので、さらに交流がし易いのですね。


正直、これ、言っちゃうとなんなだかなぁという話になりそうですが、そういう場にいることをいまいち、って思ってたんですね。理由は、難易度が低いところで楽しそうにやってるから。おれは日本人とつるまない、とか、日本に興味を持ってる人から入るなんて軟弱である、とかそういう思想です。実際のところ、St Luciaにきてまた、最高学府スゲーみたいなこと言われる環境になるわけです。英語がいまいちな日本人が、オーストラリアで人と仲良くなる難易度(この書き方がもう偏差値で育ってきた世代ぽくていやですが→偏差値の過大偏重も問題だけど、そのBackfireもどうなの、と思う。日本以上に学歴偏重の国、結構多い気がする。検証はしてないw)は、日本人→日本が好きなアジア人(アジア系オーストラリア人を除く)→日本が好きなアジア系オーストラリア人→日本が好きな非アジア系オーストラリア人→その他アジア系オーストラリア人→その他非アジア系オーストラリア人、となるとして、Gattonでは、最後のカテゴリー(その他非アジア系オーストラリア人、日本に興味なし)の中で戦ってきた(そして敗戦してきた)僕としては、日本の枠組みが通用してしまうことに軽く快感を抱きながらも、それを悪として捕らえていたわけです。


この順序付けは、実際間違ってはいなくて、ようは共通の会話のトピックの多さに反比例して仲良くなる難易度は高くなるに決まってるってこと。そりゃそうだよね。ただ、この順序付けの問題点は、これがそのまま、難易度が高い→達成してるとすごい(てか、そう僕が思っちゃっていたところ)、ってなるところ(だと思う)。俺、今まで上位リーグで戦ってたんだぜ、と。これ、おそらく敗戦国の意識を引きずっている部分(白人≒アメリカ人に対する劣等感)と、上位に位置する人種が使用する言語(と僕が思ってるわけじゃないですよ、でも、これを説明するとなるとそういう風に心のどこかで思ってる可能性に言及しているだけです)であり、世界で国際言語としての地位を(少なくとも日本語よりは間違いなく)確立している英語に対する劣等感を顕著に示してるんじゃないかなと思うので。一応自分をかばうために一言言うならば、その場にいる日本人の人たちを個人的に軽蔑してたわけじゃないし、今でも連絡取ってる友人もいることに留意を。当時の、その場における僕の精神状況を説明している、ということで、今の僕が思ってることをわけじゃないんだよ。


続く。











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