これまでずっとなるべく言わないようにしていたのだが、もう平たく/明快に言うことにしました。
1)日本はもう立ち直れないと思う。だから、
2)海外で勉強してそのまま海外で働く道を真剣に考えてみて欲しい。
賛否両論あるようですが、最近思い悩んでいることを純粋に理屈で考えたらこういう結論になるのかなという感想です。
但し、現在の日本での生活レベルを事実上放棄すること・海外における不確かな給与レベル・他人種国籍排斥運動にさらされるリスク・言語による若干のハンディキャップ・社会保障制度の狭間にいることになるなどのリスクを考えた上で、そもそもこのオプションが可能になる人の数はかなり少ないのでは、とも思います。
また、理屈で正しいと考え得る一方で、仮に例え自分がオーストラリアの国籍を取得したとしても、文化・習慣の上で日本人として生きていくしかない(少なくとも自分のGenerationにおいては)中でも、またオリンピックやワールドカップで日本を応援したくなるというようなレベルの根拠のない愛国心においても、自分の家族や友人がいっぱいいるという事実においても、日本という国が力が強い国(経済的・文化的(またタブーであるにしても軍事的)全てにおいて)になって欲しい⇒従って日本は駄目だと諦めたくないと思う気持ちは強くあります。
比較対象があくまでも自分の経験の中なのですが、日本がすごいところというのはいっぱいあって、例えば地味なImprovementsの積み重ねや、サービス精神においては、ものすごいレベルが高いと思います。
よく言われることなので既に陳腐化してるとは思いますが、戦略性の欠如・Big Pictureを描ける指導者(同義かな)が居ないことが弱点である一方で、大きな方向転換を行ったのはいつも外圧のせい(歴史によると)だし、逆に外部から進む方向をセットさえされれば、その後真っ直ぐ進む力はものすごい。
一方で、自分を個人レベル・もしくは自分の家族(妻及び将来的には子供・子孫)のことだけを考えた場合、また国という枠を取り外して考えた場合、その中での最善の策というのは必ずしも日本の繁栄と重ならない場合もあるのかもしれないとも思います。
こういう考えが、売国奴などと言われるものなのかもしれませんが、そもそも日本に育ったことの恩恵を他の世代ほど受けていないと若い世代が思っているとしたら、彼らは自分を犠牲にしてまで日本に海外で得た経験を日本に還流させようとは思わないのではないしょうか。幕末に攘夷論と開国論との狭間で消えていった英雄たちの凄さが思い知らされます。
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