Saturday, 5 November 2011

暇なので、回顧録。15

1.5.大学卒業後、再渡豪 (続き)


ブリスベンの空港には、日本人の上司が迎えにきてくれました。ここで一つエピソードが。ただし、このエピソードはかなりの人数の人が知っているので今更感があるかもしれません、、、。


空港でも依然極度のキョドリを見せていた僕は、おそらく周りから見ても極度のキョドっているのがあからさまだったと見え、税関の申告場所でスーツケース全開示を求められました。「オーストラリアには何しに来たんだ」って聞かれて、勉強と仕事ですって答えたわけだけど、これは完全にXな答え。勉強って言わなきゃいけなかったです。今思ったら。学生ビザだったしね。まぁ学生ビザでも働けるから問題はないんだけど。日本はまだオーストラリアの移民局的にノーマーク的な位置づけだけど、「もぐりこもうとしてる」と思われかねない国からの学生だったら、まずかったでしょうな~。


スーツケースは全部ひっくり返されて大変なことになりました。ここで問題発生!23歳、しばらく彼女がいないことを覚悟していたワタシは大量のアダルトDVDを持参していました。大量っていっても10枚くらいだけど。この大半は高校の友人T木氏からもらったサンプル、、、。なんていうんだろこういうの。旅の祝いだもってけドロボーみたいな感じだったのかな、、、。当然発見されるわけです。担当官に。


担当官「なんだこれは」
田村「、、、ポーンです、、、でも、違法じゃないよ、合法の奴。合法の奴、、、」


と必死に自己弁護をする。いや、本当に合法のやつだし!


結局担当官は全てのアダルトDVDを持って立ち去り、僕がまぁしょうがないかーと思っていた頃(確か20-30分くらい待たされた-この時間については諸々の憶測をよんだ)、帰ってきて全部戻してくれました。


というわけで、そもそも朝のブリスベン空港はごった煮状態で混むのに、こんな出来事があり入国ゲートをくぐることができたのは相当後のことになってしまいました。空港の到着フロア(よく旅行のツアーの人とかが旗とかもって待っているところね)で頭をかきかき日本人の上司に挨拶。彼は、僕があまりにも出てこないから、日程を勘違いしたと思い、もう帰ろうかと思っていたとのこと。


日本人の上司「なんでこんなに時間かかったんだ?」
田村「いや、、、ちょっと言えないっす」
日本人の上司「言わなかったらクビだー今すぐ帰れー」(と言ったかは定かではないが、後日談-たぶんこんな言い方ではないw)
田村「いや、、、ちょっとエロDVDが見つかっちゃいましてw」


というわけで、大阪出身の彼にはこの反応がウケ、事なきを得たわけですが、そう時間がかからないうちに、ブリスベンの日本人ビジネスコミュニティーでは、僕は「DVDの彼」として認識されることになり、会ったことがない人からも「あーキミがあのDVDの!」と言われるまでの有名人?に短期間のうちに成長するわけです。結果、おいしいネタになったわけですが、税関は気をつけたほうがいいですね。


続く。

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