昼寝したのと、村上龍の本を生まれて初めて読んだせいで、寝れない、というのは嘘だけど、寝ずにいられない、というわけでもなく、眠り行く奥様を横目にむくむく起き上がりリビングへ向かう。
読んだ本が69だったのだが、こんな青春小説を読んだ挙句に(小説、というのが正しいかはわからないけど)少し昔のことに思いを寄せたりする一方で現在とどこで分断されてしまったんだろうなぁなどと特に答えがないことを思ったりする。考えたりはしない。
そういえば今週末はこちらの父の日だった。気を利かせてカードを買ってきた奥様だったが、日本とこちらで父の日が違うと言うことに気がつき、結局出していない。寧ろ日本は敬老の日だ。おれは何も憶えてなかったか知らなかったのどっちかだ。
今日の朝郵便局に行った。今日の朝と言うと響きとしてかなり前のような気がするのに、今日なんだよなぁと思った直後に今は午前4時であることに気づき、実は昨日ということで妙に納得した。
そうだ、昨日の朝郵便局に行った。日本の友人が奥様に送ってくれたものを取りにいったのだが、ついでに他に色々日本に送ろうと思って送ってなかったものを送ろうと思って、そういうものを持っていった。更に、ポストカードまでその場で買おうと思った。
前の客と親しげに話していた店員だったが、俺らの番になると、なんか感じ悪くて買おうとしてたものを全部返した。アジア人が嫌いなんだろうか。前言ったときも愛想悪かった。引き取りに身分証明書を見せる必要があったんだが、奥様のパスポートを見て、これは誰だという。苗字が代わりましたって、わざわざ付箋紙で貼って在るのに、アホな質問をする。土曜日の朝はいつから頭を使わなくてよくなったのだろう。例え付箋紙に気が付かなくても、名前が一緒なら、結婚したのかなと思うのが普通では、と妙に盛り上がる。こんなところでも盛り上がれるのは悪くない。店員に感謝した。
送ろうと思ってたものは今度Cityの郵便局に持っていく。Cityの方が文化的である。ここで文化的とは、表面を作ろうのに慣れているということだ。
今の会社で働いてもう4年以上がたつのだが、今更ながら会社用のCredit Cardを作った。別に何も喜ぶことはないんだけど、届くと若干嬉しい。理由を考えると、特にない。なぜだろう。
更に、勤務先は会社ではない。Partnershipだから。でも、会社の広義には含まれるか、と思うとまたまぁいっか、と思う。
風邪が流行っていた。とても流行っていた。こちらの人はなぜか風邪を引いてもマスクをしない。この間マスクをして会社にいったら、いや事務所にいったら、ものすごい注目を浴びた。外科医ですかといわれた。なんで実は大学受験で医学部を受けて普通に落ちたことを知ってるんだろう、とは思わないけど、注目を浴びた、という箇所に満足して終わった。
オーストラリア人は風邪を引くと会社を休むので、マスクをかける必要がないと分析されたが、忙しい職場ではマスクを導入することを考えてもいいだろう。空調と咳の組み合わせはよくない。
背中が痛い。肩が痛い。肩こりを知らなかった頃の自分が思い出せないけど、肩こりを知らない自分に出会うことも今後ないかもしれないから、思い出せないほうがいいかもしれない。
この間仕事でCityから3時間くらい、従って約300キロくらい離れた農場に行った。星が綺麗だった。あぁ自分は小さいなぁと思ったけど、そういう風に思うときにいつもこのアイデアは誰かから盗んだものかもしれない、というかそうだろうな、と思うにつけて若干へこみがちだ。まぁでも、いいんだ。真理を知るとかじゃなくて、今の自分が必要としている栄養剤のようなものだから。
中国が心配だ。中国の環境問題が心配だ。世界の環境問題が心配だ。オーガニック製品を買える購買能力がないからこそ心配だ。自分が心配して解決できないことは心配しないほうがいい気がするが、ただ誰か心配しないといけないのも事実だ。ただ、中国政府は意外と責任感のある政府だから(これは人の受け売りだ)、意外と急激に自体を好転させられるかもしれないとも思う。ただ、正直、中国と物理的な距離が離れててちょっとほっとする。自分に影響があるかないかを見極めるのが必要だ。余裕がないときは影響がないことは心配しない。そんな意識的な努力が必要だ。
日本のほうが舵取りの遅さが心配だ。鎖国して内部でぎゃいぎゃいやってるみたいで心配だ。オーストラリアのパスポート取ろうかな、なんて考えが頭をよぎらないわけでもないけど、日本のことを心配しているうちは取らない。
小島よしおも心配だ。色々なことが心配になってきた。
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